アメリカ大会『SwitchFest2019』を振り返る ~大会2日目~

マリオテニスエース Top8

youtu.be

 

昨日のjake戦での敗北を引きずってしまい、朝4時には目を覚ましてしまいました。

コンディションは決して良いとは言えませんが、大会は待ってはくれません。

 

早めに会場入りしていると、Djewelが声をかけてくれて、フリー対戦をしてくれました。

Djewelはイタリアから遠征したということもあり親しくなったプレイヤーです。

彼とのフリー対戦のおかげで、少し良いコンディションで大会に臨めました。

 

敗者側準々決勝 blueJJ(ボスパックン)

1試合目はロゼッタで挑みました。

 

正直なところ、ボスパックン相手にロゼッタは有利とはいえない相性です。

しかし、2GGのメイン配信台に上がれる機会などめったにない!

初期から使い続けているパートナーを配信台に上げてあげたい!

そう考えてロゼッタで戦うことを決めました。

 

試合展開というと、序盤はポイントを先制し、この調子ならいける!と思ったのもつかの間、だんだんストロークで崩すことができなくなってきました。ロブ・ドロップで前後に揺さぶられ、立て直しができないまま押し切られて負けてしまいました。

 

反省点として、もっと積極的にSPショットや置きチャージを狙ってもよかったように思えます。

 

もう後がありません。

この後のキャラ選択はとても迷いました…

 

単純な相性で考えれば、ボレーが得意なピーチやルイージで挑むのが良いのですが、

相手はボスパックンを使い込んでいるため、ボレーキャラ相手も慣れているはず。

ここで出して良いものか…

 

そこで、朝のDjewelとのフリー対戦を思い出しました。

フリー対戦の最後、チコを使っていたのです。

チコのライジングショットなら、ストロークでも左右に揺さぶることもできるし、ボスパックンの強いフラットショットに撃ち負けることもない。

なにより、ロゼッタの仇はチコが討つ!(これが本音)

 

序盤、チコ側のエナジーを稼ぐまでがとてもつらかったですが、エナジーさえ確保してしまえばこちらのもの。

ボスパックンのフラットボレーはライジングロブ、スマッシュはライジングフラットで対応していき、相手のエナジーを削りきって、なんとか勝つことができました。

 

GGs

 

敗者側準決勝 ibuprofen(ヨッシー)

ヨッシーはピーチに続いて僕がかなり苦手にしているキャラです。

しかも、ibuprofenは最近のオンライン大会でDevilworfにも勝ったことのある強豪

※Devilworf:EU圏のプレイヤー。毎月のオンライントーナメントで勝率100%を記録するノコノコ使い

 

この強豪を相手に、どうしようかと、これまた頭を悩まされました。

ロゼッタヨッシーを相手にできる、たまあしの遅いクレイ、ハードは拒否されてしまった。

 

ひとまず、自分の中でまだ戦えそうなチコで挑むことに

ヨッシーはスピードタイプ、足が速いとはいえ、リーチが短めなので、チコのライジングショットで追いつく前に抜いてしまえばいいと考えました。

 

試合展開は防戦一方

相手のボレーをひたすら弱フラットやロブでいなし続けました

 

相手のほうがチャージショットでエナジーを稼げるため、このままでは負けてしまう…

と考えたのですが、ある一点で突破口が見えました。

 

それは、クロスと真ん中の間へのショットです。

ibuprofenの立ち位置から、この方向へのショットは体勢を崩すか、上手くいけばテクニカルショットを透かすことができると気づきました

 

それからは我慢比べです

ヨッシーのボレーで崩れるのが先か

チコの返球コースで体勢を崩すのが先か

 

さすがに終盤にもなってくると、対応されるようになってきたり、むしろ、相手に真ん中打ちでテクニカルショットを透かされたり、苦しい展開が続きましたが、最後まで愚直にこの作戦を貫いた結果、勝つことができました

 

自分でも勝てた実感が持てない程の接戦でした

GGs

 

敗者側決勝 lilbigestjake(ピーチ・ガボン)

前日のTop16で敗者側に落とされたjakeと再戦

ただ、頭の中はカラッポでした

 

先程のibupurofenとの試合でかなり体力を消耗しており、

また、jakeピーチへの回答も思い浮かばない。

そのままプレイヤー席に着く様は、まるでシテ謡を忘れたまま舞台に挑むような有様でした(僅かながらの能楽要素)

 

キャラ選択画面とにらめっこしながら、勝者側決勝でのXeno vs jakeの試合を思い返していました。

 

なんとなく、

「このピーチには、リーチで対抗するのが良さそうか…?」

と、思い、やぶれかぶれでワルイージを選択

 

この直感が当たった

 

ピーチのボレーへの対処が予想以上に楽になり、直感が確信に変わりました。

 

体勢を崩さないように、ストレートへの返球や弱スライスを織り交ぜて、得点の機会を伺います

 

ロブを上げて、相手のスマッシュを誘って、スマッシュを起点に崩しにかかります。

 

この作戦が見事に刺さり、1試合目に勝利

 

 

2試合目、jakeはキャラをガボンに変更

これにはちょっと慌てました

 

日本ではガボンがほとんどおらず、対戦経験が少なかったからです。

 

なので、最初の1ポイント目は無理をしないように立ち回り、対策を練ることにしました。

 

実際、先程の作戦があまり刺さらなくなりました。

 

先程の試合では、相手のスマッシュを起点としたカウンターが主体にしていました。

 

しかし、ガボンはスマッシュが強く、スマッシュで後ろに押し出されてしまい、前に詰めることが難しくなりました。

 

さらに、ガボンストロークが得意なため、ラリーそのものでも前に詰めることが難しく、下手に前に詰めると、こちらが飛びついてしまうことがとてもきつい

 

なので、また作戦を修正しました

 

相手を崩す起点を、マックスチャージショットに変更しました。

 

ラリーの中で相手のゆるい返球を待ち、マックスチャージショットを狙う。マックスチャージスライスで相手の硬直を取って、さらにSPショットを重ねて崩す。

 

これなら、低リスクで起点が作れる

 

この作戦変更が功を奏したのか、タイブレークの接戦までもつれ込むも、なんとか勝つことができました。

 

 

3試合目、jakeはキャラをピーチに戻してきた。

このとき、

「もう大丈夫」

と、落ち着くことができた。

 

1試合目の感覚を思い出し、ひたすらスマッシュからのカウンターを狙う

 

途中、相手のロブへの対応が甘くなる場面もあったが、エナジー有利を押し付けて、勝つことができた。

 

グランドファイナル Xeno(ルイージ)

 

ここまでこれた。

 

グランドファイナルという舞台が、ここまで遠い道のりとは思ってもみなかった。

 

もう、不安はなかった

 

晴れやかな気分で、Xeno選手を呼んだ

 

 

「フレマするぞ!」

 

この試合について、正直語れるところはない

 

1試合1試合、手を変え品を変え挑んだ

 

Xeno選手の対応力に対抗するには、対応される前に勝つしかない、そう考えていたからだ。

 

しかし、どの戦法も通用しないまま、試合は終わった

 

それくらいしか記憶しか残っていなかった

 

けれど、悔しさよりも、グランドファイナルでXeno選手と戦えた嬉しさでいっぱいだった。

 

 

 

最後に

 

SwitchFest2019はとても楽しいイベントだった。

 

トーナメントでの1試合1試合が見応えのあるものだったし、その試合を他のタイトルのプレイヤーにも見てもらう機会となったのがとても嬉しかった。

 

これこそ、複数タイトルのトーナメントシーンの醍醐味だろう。

 

また、このような機会があれば、必ず参戦するつもりだ。

なので、同じ、いや、これ以上の熱狂に飛び込みたいマリオテニス勢は、ぜひ遠征費を準備して待っていて欲しい。

そのときは、ぜひ一緒に飛び込みましょう